シンコキュウの深呼吸誘発卓上型呼吸デバイス「シンコキュウ」(WELL-BEING TECHNOLOGY 2025)

慶應義塾大学で行われた呼吸のデザインに関する研究成果を実用化するシンコキュウは、1月29日から31日までの3日間、東京ビッグサイト東展示棟で開催された「WELL-BEING TECHNOLOGY 2025」(主催:WELL-BEING TECHNOLOGY実行委員会)に深呼吸を誘発する卓上型呼吸デバイス「シンコキュウ」を出展した。

このデバイスは①呼吸リマインド、②呼吸コーチング、③呼吸カスタマイズという3つの機能を備えている。人や物の動きを見た時に、その動きを疑似的に感じてしまう「運動共感」を利用し、デバイスのさりげない動きによりユーザーに呼吸を促す。慶應義塾大学特別研究員RPD(日本学術振興会)であり、同社代表の三好加寿代氏が学術研究に基づきデザインした。

プロトタイプを使ったユーザーテストでは「集中力維持による生産性向上」、「ストレス軽減」、「深呼吸の習慣化」といった効果が見込めることが明らかになった。オフィスや在宅勤務でのちょっとした休憩時間にこのデバイスを使うことで、生産性向上やウェルビーイングの向上、夜中の睡眠の質の改善などが期待できるという。

同デバイスは2023年11月に開催されたハードウェアコンテスト「GUGEN2023」で大賞を受賞。副賞としてプロトタイプ開発の支援を受け、β版のレンタル販売を2024年8月に開始した。