博展は1月14日に、持続可能なイベント運営のためのマネジメントシステム規格である「ISO 20121(イベントサステナビリティ・マネジメントシステム)」認証を取得した。「サステナブル・イベントの実現」を組織としてより強く推進するため、サステナビリティ推進部として取得に至った。
1月28日には英国規格協会(BSI)の日本法人 BSIグループジャパンから認証書が授与された。
同社は2016年から国内のサステナビリティに対する機運醸成を目指し、日本でのサステナブル・ブランド コミュニティ活動を開始。2021年には、自社の経営と事業に本格的にサステナビリティを取り入れるための推進部門を立ち上げ、資源循環を軸とした環境配慮型イベントの実装のほか、基本方針の策定、国連グローバル・コンパクトへの参画、5つのマテリアリティ(重要課題)の特定を行った。
◆ISO 20121 適用範囲および適用事業所
株式会社博展 サステナビリティ推進部による、イベントの企画、制作、設営及び運営におけるサステナビリティに関する管理のイベントサステナビリティマネジメントシステム
適用組織:博展 サステナビリティ推進部
◆ISO 20121とは
イベント運営における環境影響の管理に加えて、その経済的、社会的影響についても管理することで、イベント産業の持続可能性をサポートするためのマネジメントシステム。
ISO 20121は、BSIが開発に関わった BS 8901に基づき策定が進められた。BS 8901は、2012年に開催されたロンドンオリンピックを開催する上で、環境・社会・経済のバランスが取れた大会として運営するために2007年に策定された英国規格。東京オリンピック・パラリンピックにおいても適用され、2025年に開催される大阪・関西万博においても導入されている。