DeepSeekの業務利用についてデジタル庁が注意喚起

デジタル庁のデジタル社会推進会議幹事会事務局は2025年2月6日、中国のDeepSeek(ディープシーク)等の生成 AI の業務利用に関する注意喚起を公表した。

まず、DeepSeek社による生成AIサービスに関して、同社からプライバシーポリシーについて以下の情報提供が行われていることを説明。

①当該サービスの利用に伴いDeepSeek社が取得した個人情報を含むデータは、中華人民共和国に所在するサーバに保存されること

②当該データについては、中華人民共和国の法令が適用されること

また、生成AIの業務利用については2023年に「ChatGPT等の生成AIの業務利用に関する申合せ」を行っていることを確認し、関係省庁に対し以下の点について改めて通達した。

・約款型サービスに関し、原則として要機密情報を取り扱うことはできない

・また、機密情報を取り扱わない場合であっても、リスクを考慮した上で利用可能な業務の範囲をあらかじめ特定し、個々の利用に当たっては、利用手続に従って、利用目的(業務内容)や利用者の範囲などの利用者からの申請内容を許可権限者が審査した上で利用の可否を決定し、その利用状況について管理することが必要である

<ChatGPT 等の生成 AI の業務利用に関する申合せ(第2版)>
(2023 年(令和 5 年)9 月 15 日デジタル社会推進会議幹事会申合せ)
https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/c64badc
7-6f43-406a-b6ed-63f91e0bc7cf/e2fe5e16/20230915_meeting_executive_outline_03.pdf