米沢織の未来を切り拓く「YONEZAWA TEXTILE COLLECTION 2026 S/S」EBiS303で4月3日から

米沢繊維協議会(山形県米沢市、安部吉弘会長)は、米沢織服地の業者向け展示商談会「YONEZAWA TEXTILE COLLECTION 2026 Spring & Summer」を、2025年4月3日(木)から4日(金)まで東京都渋谷区のEBiS303カンファレンススペースABCで開催する。

同展では「産地はひとつなり」の精神に立ち返り、製織企業だけでなく関連企業とも連携を強化し、産地一丸となって新たな米沢織の魅力を発信。関連企業を含む計14社が出展し、米沢織の新しい可能性を紹介する。

今回のテーマは「進化」。伝統が受け継ぐ技と現代の革新が融合し、新たな可能性を切り拓く。米沢の誇るテキスタイル文化を基盤に、デザイン、技法、素材がどのように未来へと進化していくのか、挑戦を重ねるクリエイターたちが創り出す独創的で革新的な作品の数々が展示される。

米沢織とは

米沢藩第九代藩主 上杉鷹山公の時代に始まり、200年以上の歴史を有する米沢織。加えて、山形県米沢市は化学繊維工業発祥の地であったことから化合繊維を駆使した織物に取り組む土台が早くに形成された。戦後の洋装化に伴い、これまで培った技術をもとに化合繊を使用した服地の製造を開始し、米沢織は服地と呉服の両方の産地として確立。

現在では、天然繊維と化学繊維との複合化が進み、染め分け、後加工の技術を含めて複合化織物産地として評価を得ており、世界的なファッションブランドにも採用されている。

多くの企業が小ロット・多品種対応が可能であり、尚且つ、各社が得意分野を活かしたオリジナリティに溢れた生地を製造しているため、多種多様な生地が揃う産地になっている。