コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2月21日、9月25日から28日までの4日間、幕張メッセ全館で開催する「東京ゲームショウ(TGS)2025」の開催概要を発表し、出展募集を開始した。
展示エリアを拡大するとともに、新コーナーや新たな出展メニューを用意することで、TGSのさらなる発展を目指す。
今年のテーマは〝遊びきれない、無限の遊び場〞。
昨年のTGSの出展規模は985社3252小間、2850タイトルと2年連続で過去最多を記録。国・地域別では欧州や中東からの出展が大幅に増加した。来場者数は27万4739人で、ビジネスデイの来場者数も2年連続で最多を記録した。
CESAの辻本春弘会長は「海外からビジネス目的で参加する企業が大きく増え、商談も例年以上に活発に行われた。TGSの注目度、影響度がより増したという実感がある﹂と語る︒これを受けて、2025年のTGSでは展示コーナー全体の配置を見直すとともに、展示レギュレーションを変更。展示エリアの拡大に踏み切る。
1〜8ホールは一般展示に加えビジネスソリューション、ゲームアカデミー、そして新設のオールアクセシビリティのエリアとなる。オールアクセシビリティでは身体・認知的障害のある人でもゲームやエンタメを楽しめる社会を目指し、介護・福祉領域に近い先端技術の商材が出展される。
展示ホール9〜11は移設されたスマートフォンゲーム、eスポーツ、AR/VR、インディーゲーム、ゲーミングハードウェア、ゲーミングライフスタイル、物販エリアとなる。
イベントホールはファミリーゲームパークの会場となり、国際会議場にはビジネスミーティングエリアのほか、コスプレ更衣室が設置される。コスプレエリアは幕張メッセ内のほか、千葉市の国家戦略特区(一般道路)を活用する方針だ。
展示レギュレーションでは独立小間を従来の40小間以上から42小間以上に変更。奥行を7小間に限定することで効率的なブース配置を目指す。
一般通路上の来場者が立ち止まり通路をふさいでしまう事態を避けるため、ステージのセットバック規定も改定。ステージ高が1m以上の場合、従来よりも設置禁止距離が2mプラスされる。
B to Bの施策ではビジネスソリューションコーナー内に「AIテクノロジーパビリオン」を設置。AI―PCなどのハードウェアも出展対象だ。出展申込締切は42小間以上が5月日、16小間未満の出展者の小間位置は、今回から先着順となる。

去年の様子