常磐精工のストレッチャーに変形する看板「サポートサイン」(JAPAN SHOP 2025)

看板製造の常磐精工は3月4日から7日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「日経メッセ」内「JAPAN SHOP 2025」(主催:日本経済新聞社)に、緊急時にストレッチャーに変形する看板「サポートサイン」を出展した。

普段は商業施設や公共施設で、販売促進や情報発信を目的に広く使われている「看板」として使用でき、災害や事故等の緊急時には車いすや担架といった「介助用具」として使用できる新発想の救急介助用具になっている。

普段は看板として使用できるため、保管スペースが不要。施設のエントランスなど人目につく所に設置しても違和感がないため、非常時に倉庫から担架を取り出すよりも素早く対象者の所にかけつけることができる。

大阪府立大学の専門家がJIS規格「JIS T 9201(手動車いす規格)」に基づく、強度試験を行っている。耐久性、操作性ともに重視しており、100kgを搭載した状態でも軽い力で搬送できる。

誰でも簡単に変形できる設計になっており、パネル部分に変形方法を図解した説明ボードが付随していることから、非常時のスムーズな救護活動につながる。