【経産省】2030年までに訪日外国人旅行者(スポーツ観戦)を倍増 100万人超目指す【音楽・スポーツなど海外展開へ】

11日、経済産業省はアニメや音楽・スポーツなどエンタメ・クリエイティブ産業の海外展開等の振興に向けた戦略の中間とりまとめ案を、エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会にて示した。

そこではコンテンツ産業の海外売上高20兆円(2033年)の目標達成等、エンタメ・クリエイティブ産業の振興に向けては、「8つの不足」へ対応した「10分野100のアクション」を実施していくことが不可欠とされ、たとえばスポーツにおいては2030年までに訪日外国人旅行者(スポーツ観戦)の倍増(100万人超)を目指し、業界の海外展開の取組を支援するとし、具体的には、以下の施策を挙げた。

•リーグやクラブが、海外現地の競技人気も踏まえながら、リーグや選手の人気の高まり等の機会を捉えて、海外需要の獲得に取り組み、多様なファンの獲得を進めるにあたり、現地のニーズや嗜好に合わせたスポーツエンタメ・コンテンツのローカライズやプロモーション等を支援するほか、増加トレンドにあるインバウンド集客を逃さぬよう、試合会場での海外観戦客の受け入れ体制強化等を支援
• リーグ・クラブのニーズを踏まえ、海外現地情報の収集等を支援する。
• ビジネスモデルの構築に向けて、リーグ・クラブと海外企業や現地に進出している日系企業等のネットワーク構築の機会創出等を支援する。

<示された8つの不足>

①海外で「魅せる」機会(リアルイベントが不足)
②国内で「魅せる」拠点(地方創生、代表的拠点等)
③人材・制作能力(人材だけで無く、撮影制作能力も不足)
④新規技術・コンテンツの取込み(スタートアップ支援)
⑤海外勢との戦略的提携(撮影誘致、共同製作、国家間)
⑥収益分配(制作会社、クリエイター人材等)
⑦海賊版対策・正規版転換
⑧総合的な支援体制(まずは海外拠点支援)

<10の分野>

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