ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)は、2025年4月1日から国立競技場の運営事業を開始した。
同社は国立競技場が有するキャパシティやアクセス性など元来の優位性を活かしながら、国内外の有名アーティストの興行誘致やVIPルームをはじめとするホスピタリティエリアの大幅な拡張など、新たな価値を掛け合わせることで、国立競技場を世界トップレベルのナショナルスタジアムとすることを目指す。
今後、スポーツイベントや音楽ライブを中心に年間最大130日のイベント開催と、延べ約260万人の来場を目標に掲げ、さらなるスタジアムの価値を高めていく。また、新たにネーミングライツを導入し、2026年1月からのパートナーシップ開始を目指す。
同社は2025年4月より新たに国立競技場の運営事業を担う特別目的会社として、NTTドコモ、前田建設工業、SMFLみらいパートナーズ、日本プロサッカーリーグの4社による出資のもと設立。2025年4月1日開催の取締役会で取締役に就任した竹内晃治が、同会での承認決議を経て代表取締役社長に就任した。
竹内氏は「国立競技場は歴史と伝統を誇り、スポーツファン、アスリート、アーティストにとって特別な存在だ。これまで日本スポーツ振興センターが築き上げてきたこの価値を大切に引き継ぎながら、民間視点のノウハウを活かし、革新的な取り組みとさらなる効率化を図り、世界トップレベルのナショナルスタジアムへとスタッフ全員で進化させていく」と語る。