【特集 大阪・関西万博 開幕】万博こそ世界最大のMICEだ – 日本コンベンションサービス 松田 健(寄稿)

万博こそ世界最大のMICEだ

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松田 健

日本コンベンションサービス
コンベンション事業本部 2025年日本国際博覧会室 担当役員

 

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、200近いパビリオンや数千のイベントが半年間にわたり開催されます。世界中からの来場者を迎える中で、各国からの代表団や経済ミッションも数多く予定され、活発な経済交流が期待されます。各国パビリオン内での経済交流は言うまでもなく、会場外でも展示会やスタートアップ・ピッチイベントなども予定され、半年にわたる世界最大のMICEといっても過言ではありません。

地元大阪・関西にとっては、これらのビジネスインバウンドを経済発展の起爆剤として活かし切ることが求められています。また、デスティネーションの魅力を最大化することにより、高付加価値観光の目的地としてアジア有数の地位を確立できるチャンスでもあります。一方、子どもたちにとっては日本にいながら海外旅行ができ、多様性を体感でき留学を身近に感じるだけでなく世界の中の日本のポジションを理解する探究学習の絶好の機会です。

来場者や関係者一人ひとりの生活や仕事に大きな影響を与えることが期待される大阪・関西万博の184日間は、可能性の塊であり、日本で開催されることは、業界としても・事業者としても・個人としても、知見を共有し最大限に活用することが望まれます。

(※本記事は新聞「見本市展示会通信」(2025年4月15日号)に掲載された「特集 大阪・関西万博 開幕」から転載しています)