日本政府観光局(JNTO)は、3月の訪日外客数や上半期累計の訪日外客数などを発表した。
<発表の要点>
●3月の訪⽇外客数は3,497,600人で、前年同月比では13.5%増となった。3月として過去最高であった2024年の3,081,781人を大きく上回り同月過去最高を記録した。
また3月までの累計では10,537,300人となり、過去最速で1,000万人を突破した。
●春の桜シーズンに⼊り多くの市場で訪⽇需要が高まったこと、東南アジアの⼀部の市場や中東地域ではイスラム教の断食明け休暇に合わせて海外旅⾏需要が増加したこと等により、東アジアは中国、東南アジアではインドネシア、欧米豪では米国を中心に訪⽇外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となった。
●米国やカナダなど6市場で単月過去最高を更新したほか、韓国や台湾、タイなど11市場で3月として過去最高を記録した。また3月までの累計ではすべての重点市場で過去最高を記録した。

(人) 訪日外客数 月別推移(2017年~2025年)
※2019年7月以降、日韓情勢悪化等により訪日旅行を控える動きが発生していたこと等もあり、訪日韓国人旅行者数が減少傾向にあったことに留意する。