清掃事業や設備管理業務を手掛けるマイスターは、4月15日から17日に東京ビッグサイトで開催された「FABEX東京2025」(主催:日本食糧新聞社)に出展し、「グリストラップ・マイスター」を紹介した。
グリストラップとは、厨房や工場で発生する油脂(グリス)を含んだ排水を一時的にせき止め溜めておく装置だ。生ごみや油脂類を下水にそのまま流すことは下水道法により禁止されており、店舗や工場にはグリストラップを設置する義務がある。グリストラップを清潔に保つには定期的な清掃が必要だが、この製品はグリストラップを自動で洗浄し、清掃の負担を軽減する。
店舗の閉店後などタイマーで起動し、翌日の作業開始までにグリストラップ内を自動で洗浄。微生物を含むバイオ製剤を空気の泡で攪拌し、油脂類と汚泥を分解する。雑菌を抑制し、悪臭や害虫の発生を防ぐ。すでにラーメン店をはじめとした飲食店やリゾートホテル、介護施設で導入されている。