「CとEのコラボレーションの可能性について考える」をテーマに研修会

日本PCO協会(JAPCO)は3月8日、TSP太陽本社で「JAPCO技能向上研修会」を行なった。 研修会では「C(コンベンション)とE(イベント/エキシビション)のコラボレーションの可能性について考える」をテーマに、業界での経験豊富な3氏の講義と出席者が意見交換するワークショップが行なわれ、会員企業など約30人が出席した。

講義中、TSP太陽の経営企画室担当課長の荒川弘毅氏は、「イベントは1社だけつくることはできない。多くの業態にまたがる企業と協力して、クライアントの要望を具現化することが仕事だ」として、現場では日常的にコラボレーションすることの必要性を語った。また、フジヤ東京本社第2事業本部営業1部サンシャイン営業所所長の那須成行氏は「国際会議でも大規模なものはプレイベントや展示会、レセプションなどさまざまな催事が開かれる」と経験にもとづいた実状を語った。サクラインターナショナル大阪本社デザインプランニングG3Dセクションシニアチーフデザイナーの林綾子氏は、昨年10月にインテックス大阪で開催された金融業界最大級の国際会議「サイボス(Sibos)」での取組みを紹介し、会議と展示会が融合する国際的なイベントのようすを参加者に解説した。

ワークショップでは参加が3グループに分かれて、各自の業務の目線から展示会と国際会議の関係性について語り合い、「クライアントの要望を実現することはどの業種・業態でも同じ、違いはあまり意識していない」「今回の参加者が集まればどんなイベントでも運営できそうだ」などの意見が上がっていた。

研修終了後はレストランに場所を移して交流会が行なわれ、イベント運営に携わる者同士、親交を深めた。