国内唯一の鉄道専門展 出展者の募集を本格化~「第3回鉄道技術展」

フジサンケイビジネスアイは「第3回鉄道技術展」を11月6日から8日までの3日間、幕張メッセで開催することを発表し、出展者募集を本格化した。

鉄道技術展はあらゆる鉄道技術が一堂に会する総合展示会として、2010年、2011年と過去2回開催、今回で3回目となる。

前回2011年開催には268社・団体が出展し、1万6455人が来場した。 出展対象は、車両・構造、運行システム、インテリア・内装や駅の快適性・安全性を高める旅客設備、軌道技術、トンネルや橋梁など土木関連、その他。

来場対象は、鉄道事業会社、鉄道車両メーカー、エンジニアリング・建設、鉄道技術メーカー・サプライヤー、学術・研究・開発機関など。

出展料金は、1小間(9平米)36万7500円、4小間以上33万6000円。出展申込締切は5月31日となっている。

2月15日に開かれた「第3回鉄道技術展プレイベント~講演と座談会」では、内外の業界第一人者による「日本の鉄道に寄せる海外からの評価」や「女性技術者が夢見る鉄道の将来像」と題したプレゼンテーションやパネルディスカッションが行なわれた。

また、会の最後に、日本鉄道車輌工業会専務理事・佐伯洋氏が「第3回鉄道技術展への期待」と題して、ベルリンで開催されている世界最大の鉄道展「イノトランス」に追いつくだけでなく技術力を結集した日本の鉄道技術展らしさをさらに追求してほしい、海外からの出展・来場者誘致もいっそう促進してほしいと述べ、鉄道技術展を出展者・来場者の皆で育てていきましょうと結んだ。

なお、鉄道技術展は今後奇数年に開催していく予定。 出展その他の詳細についてはオーガナイザーのシー・エヌ・ティ(TEL:03-5297-8855)まで。

ちなみに、日本国内における同種の展示会はこの鉄道技術展だけとなっている。前出の佐伯氏の講演によると、「これまで国内では1962年に東京・晴海で、『伸びゆく鉄道科学大博覧会』が開催されたのみで、鉄道に関する産業展示会は(2010年の鉄道技術展開催で)約半世紀ぶり」とのこと。