中山新CEO「出展者にソリューション提供」 ~ハノーバーフェアーズジャパン

ドイツ・ハノーバーに本社を置く世界有数の見本市運営会社ドイツメッセ(株)と、同社の日本法人ハノーバーフェアーズジャパン(株)は5月28日、ホテルオークラ東京で記者会見を開催。7月1日付けで、ハノーバーフェアーズジャパン(株)の最高経営責任者(CEO)に中山和也氏が就任することを発表。あわせて、ドイツメッセが運営する見本市のプレゼンテーションを行なった。

ドイツメッセのゲッツ・デルマン上級副社長は、「日本は生産財をはじめ多くの産業分野で技術革新のソースとして重要な国。当社も2009年に日本法人を設置して、コミットメントの強化を図ってきた。現職の盛氏には法人設立だけでなく、日本のキープレーヤーとの人脈構築に尽力していただいた。中山氏はドイツと日本のビジネス関係構築に豊富な経験をもっており、当社のさらなる発展に寄与して欲しい」と語った。

中山氏はインテリア繊維メーカー勤務後に米国に渡り、現代経営学の第一人者フィリップ・コトラー教授に学びMBAを取得。その後コンサルタントや日系企業の海外担当、ドイツの家具金物メーカー勤務などを歴任し、日独両国での幅広い人脈と経験をもつ。すでに今年3月より、同社の営業本部長として活動を開始していた。「見本市と展示会は似ており、出展者はなんらかの経営課題解決を見本市出展に求めている。スペースを売るだけでなく、ドイツメッセ社のリソースを活用して、ソリューションを提供していきたい」と抱負を語った。