セマット2014のテーマは、「スマート、インテグレーテッド、エフィシェント」

イントラロジスティックス分野、世界最大のロジスティクス国際見本市である「CeMAT(セマット)」が、2014年5月19日から23日までの5日間、ドイツのハノーバーで開催されるが、そのテーマが発表され、進化するデジタル技術に注目が集まっている。

今回のテーマは、「スマート・インテグレーテッド(統合)・エフィシェント(効率化」。主催者であるドイツメッセ・取締役副社長のアンドレアス・グルホフ氏は「イントラロジスティックスの世界では、効率的な物流プロセスが実現し、最新の情報技術と通信技術がこれまでにもまして重視されている」と現状を分析するとともに「業界は、Industry4.0とInternet of Things(モノのインターネット)を推進している」と指摘する。

「セマット」は、これまでイントラロジスティックスのあらゆるトレンドが発表されてきており、それ故に国際的で独自性の高い見本市として知られている。今回「セマット2014」では、進化するデジタル技術がもっとも注目されるテーマ。「スマート、インテグレーテッド、エフィシェント」では、バリューチェイン全体で、統合物流チェーンのインテリジェントな管理を取り上げて、ネットワーク化が進んだ世界を映し出すとしている。

出展対象は、主要な5つのカテゴリーに分類されており、搬送リフト、倉庫と貨物、ピッキングと包装、ロジスティックスIT、マネージ&サービスの5分野。国別の展示もあり、イタリア、フランス、イギリス、オランダ、スウェーデン、スペインが参加し、大きく展開。そのほかBRICs諸国や米国企業からも高い関心が寄せられているという。

また、ポイントとして、来年のセマットでは、ポートロジスティクス(湾岸物流)を大きく取り上げ拡大するほか、革新的物流技術の特別展示で材料や情報の流れについての実演が行なわれる。

なお、会期中は、「セマットフォーラム(世界物流会議)」と題し、業界で注目されている3つのトピックスについてのフォーラムが企画されている。

出展・来場については、ハノーバーフェアーズジャパン(TEL03-5215-7121)まで。