田中旅日記「京都での過ち」(後編)

とある理由で2か月連続、同じ日付で京都に行ってまいりました。

その辺りの事情はともあれ、私が勝手に京都5兄弟と呼んでいるコンベンション
施設も抜かりなく訪問しております。(大事なところが大抜かりでしたが)

京都国際会館は前編でご紹介したので、今回は京都市勧業館(みやこめっせ)、
京都産業会館(きらっ都プラザ)、京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)
京都リサーチパーク(KRP)についてレポートいたします。

■京都市勧業館 みやこめっせ
イベント業務管理者の資格をもっている、イベントサポートグループの立石さんに色々とお話をうかがいました。

京都の展示会の歴史は古く、明治5年に京都博覧会会社が第1回京都博覧会を開催し、大正3年以降は岡崎の京都市勧業館が会場となって昭和3年まで開催されていたそうです。

見本市展示会ということでは、明治28年に開催された第4回内国勧業博覧会が最初だったようです。出品点数16万9000点,入場者は4か月で113万人をこえたということです。この博覧会開催を機に、京都電気鉄道会社が開業し,日本最初の市街電車を走らせたというから、博覧会が都市経済に与える影響はいま以上に大きかったんですねぇ。

現在のみやこめっせは、平安建都1200年記念事業の一つとして平成8年に建設されたもので、4,000m2の第3展示場、3,800m2の第2展示場など総面積9,763m2の展示場と大小の会議場などを有する京都市最大規模の展示施設となっております。私がおじゃました際には翌日開催した「京都日本酒サミット2013」の設営をしていました。当日は日本全国から約150の酒蔵が集結し、その数十倍の酔っぱらいが集まったようです。

地下1階の京都伝統産業ふれあい館では、京都の多彩な伝統工芸の常設展示、ミュージアムショップ「京紫苑」では和のテイストの雑貨など売っています。展示会場内で伝統文化にふれたり、お土産が買えたりするのは、ご多忙なみなさまにはオススメです。

みやこめっせがあるのは京都市の中心部岡崎。平安神宮や京都市美術館や動物園などに隣接する抜群のロケーション。2階のホワイエから有名な大文字焼きが見えます。(普段は火がついてないので、普通の山ですが)施設周辺のお堀のようなものは、岡崎疏水といって桜の名所なのです。施設のついでに周辺の散策などはいかがでしょうか。

 

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■京都府総合見本市会館 京都パルスプラザ
京都駅から地下鉄烏山線か近鉄京都線で竹田駅下車。京都駅から車でも15分のロケーションです。どうでもいい情報ですが、竹田駅から歩きますと、途中の高速道路沿いに元祖院政こと白河天皇の陵があります。地味なのでなかなか気づかないと思いますが。

大展示場と第一展示場を合わせますと6,100m2、210小間は取れるそうです。天井高10m、大型トレーラが出入りできる搬入口と大型展に適したスペックですね。

名称の由来は「会館での活動の成果を全国に全世界に鼓動のように伝える」というメッセージだそうです。会場のすぐ後ろが京セラさんの本社だったり、3~4階にある4か国同時通訳可能な国際会議場が稲盛ホールという名前だったりします。

■京都産業会館 きらっ都プラザ
市営地下鉄烏丸線の四条駅か 阪急京都線の烏丸駅から徒歩2分というオフィス街のど真ん中にあります。3階1450m2、4階1250m2の展示ホールは、一部2層吹き抜けで、螺旋階段を擁した独創的なスペースとなっており、斬新な企画を可能とのことです。(入ってないので自分で見たわけではないのですが)土曜日の午後に伺ったので、ホールは閉まっていて、外観写真のみです。
次回は中の様子もおとどけしたいですね。

■京都リサーチパーク KRP
コンベンション部リーダーの白樫早苗さんにお話をうかがいました。

KRPは、1989年に大阪ガス京都工場跡地に建設された、研究開発機関・オフィスエリア。道を隔てて東地区と西地区で構成されています。12人から350人までの大小さまざまな会議室とホールが全18室あり、学会、講演会、説明、研修、展示商談会など多様な催事の会場として利用されています。

自社で発行しているフリーマガジンKRPプレスの2012年7月号では、コンベンション部の特集が組まれ、“会議のプロならではのノウハウでお客様に成功と満足を”といコンセプトのもと、会議主催者をフルサポートするコンベンション部の取組みや利用客の声などを紹介。白樫さんも、「すべての手配を任せていただくので責任が重く、プレッシャーもありますが(中略)主催者様の笑顔が一番嬉しい」とコメントを寄せています。みなさんもKRPを笑顔で利用して、白樫さんを嬉しがらせてみてください。

 

といったわけで、田中旅日記 京都での過ち編はひとまずこれで終了でございます。
次はウチの都市をレポートして欲しい、という物好きな方のご連絡をお待ちしております。(田中)