TCEBがラグジュアリー MICEに照準を絞る

タイ国コンベンション&エキシビション・ビューローは年次総会を開催し、今年のタイ国内のMICE産業の成果について発表した。

2013年のMICE訪問外客数は101万3,502人で昨年比13.21%増。MICE産業の売上も10.93%増えて884億4,850万バーツとなり、年間目標を大きく上回った。訪問外客数を分野別にみると、企業ミーティングが25%、インセンティブトラベルが24%、国際会議が33%、国際展示会見本市が18%を占めている。地域別では75.25%がアジア域内、欧州が10.06%、米国が4.72%となっている。

TCEBの社長ノパラット・メイタウィークンチャイ氏は「公的機関と民間企業の垣根を越えてMICE分野すべてのステークホルダーの協業が実を結んだ」と成長の要因を語った。また、国内経済社会開発計画に沿った2014年から16年までのTCEBの戦略計画も発表。高級MICE市場をターゲットに移行するなどの方針を示した。計画の5つの目標は以下のとおり。1既存市場の育成と新規市場の開拓2アジアと言えばタイMICEと思い浮かべるようなトップオブマインド・プロモーション3差別化と経済的・創造的付加価値提供4国内外のネットワーク強化5組織内の役割と機能向上。

2014年はMICE産業の売上10%増の969億バーツの目標達成にTCEBの積極的な活動が続きそうだ。