ビジュアル特集1 映像と音楽の幻想的な融合(エディスグローヴ)

第5回アフリカ開発会議に合わせて開催された展覧会で、音楽家、映像作家の高木正勝氏、
現代美術家の小沢剛氏が、それぞれのアフリカ渡航体験をベースに新作を発表。高木氏は「うたがき」と題し、エチオピアの村で出会った子どもや年寄りの笑顔や生活を、美しいアニメーションと瑞々しい音楽に融合させ、5枚の大型スクリーンに幻想的なビジュアルで表現した。来場者は床に座ったり、横になったり、お喋りしながら自由に鑑賞できるという、ユニークな鑑賞スタイルも注目された。

製作側には、会場のサイズや装飾とのバランスを考えた機器の選択と配置方法が求められる。色彩豊かでコントラストの高い映像を表現するために、パナソニックのDLPプロジェクタが活躍。音楽も大切な要素であるが、機材が目立ってもいけない。これにはパイプラインスピーカを使用することで、求められる音質・音量を確保しながら、機材の存在感を消すことに成功した。

■イベント名:「小沢剛 高木正勝 アフリカを行く―日本とアフリカを繋ぐ2人のアーティスト―」
■会   期:2013年5月25日~6月9日
■会   場:ヨコハマ創造都市センター
■主   催:国際交流基金
■「うたがき」プロデュース:高木 正勝
■「うたがき」映像・音響オペレータ:吉田 佳弘(エディスグローヴ)
■「うたがき」使用機材:パナソニック・DLPプロジェクタ、FPS・パイプラインスピーカ
画像提供:国際交流基金
Photo: Keizo Kioku