ビジュアル特集3 水面(みなも)が演出する京の夏(シーマ2)

京都・鴨川、三条から四条の東岸間で、河岸の石垣を利用した壮大なスケールのプロジェクションマッピングが披露された。

高さ6m、幅50mにわたる超横長の石垣スクリーン。川を挟んでの投映となるため、その距離は約60m。プロジェクタは、パナソニックのフラッグシップモデル「PT-DZ21K」(2万lm)を3台使用した。

コンテンツは、投映された映像が水面に反射することまでを計算に入れたアイデアあふれる構成。水車や花火の大輪が、水面の鏡面反射によって完成し、音楽と水が共鳴するように、美しく迫力ある映像に変化する。また、投映エリアはあえて通行規制をせず、上映中も人や自転車が通れるようにした。映像がリアルだから人が通り過ぎても、一瞬これもコンテンツのひとつかと思う。タイミングよく自転車が通ると、それは笑いを誘うハプニングとなり、観客をさらに楽しませた。

■イベント:「京の七夕」鴨川プロジェクションマッピング
■場  所:京都・鴨川
■会  期:2013年8月5日~12日
■プロデュース:田中 健司()
■ディレクション:()
■オペレーション:野田孝幸(シーマ)
■使用機材:Panasonic・PT-DZ21K

動画: