チューンホテルが20年までに20軒展開

アジア域内で低価格帯ホテルを展開し急成長しているレッドプラネットホテルズは、チューンホテルのブランドで、2020年までに日本国内で20軒を開業する「20/20ビジョン」を発表した。

同グループは日本法人を立ち上げ、昨年8月に「チューンホテル那覇 沖縄」を開業しており、今後、政令都市を中心に14年中に5~7軒の建設着手・取得を予定。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに20軒の展開を予定している。すでに東京の浅草には用地を確保しており来年6月の開業にむけて準備を進めているという。


レッド・プラネット・ホテルズ最高経営責任者でありレッド・プラネット・ジャパンの取締役でもあるティム・ハンシング氏は、「これまで展開してきたインドネシア、タイ、フィリピンなど東南アジアに続き、北アジア展開の第一歩として日本市場に進出した。今後アジさらに韓国・台湾での市場リサーチも開始している」と語った。また懸念される五輪後のホテルの需要超過については「5ツ星ホテルと競合するのではなく、高いコストパフォーマンスを求めるバジェットホテルがコンセプトであり、安定的な投資だ。これまで他国で培ってきたビジネスモデルは、日本にも大きな市場がある」と分析した。(写真左:レッド・プラネット・ホテルズCEOティモシー・ハンシング氏 / 右 レッド・プラネット・ジャパン代表取締役小野間史敏氏)


チューンホテルズは「5つ星クラスの寝ごこちを1つ星クラスの価格で」というコンセプトのもと、9カ国、38 軒、6,056 室を運営している。格安航空会社エアアジアの系列となるが、他エアラインとも同様にパッケージプランを構築していくという。