TCEBがMICE開催と治安回復アピール

タイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)は3月3日大阪、3月5日東京の日程で「日本ロードショー2014タイランド・コネクト」を開催。MICEに関するセミナー、ワークショップを開催した。
 
同イベントは、タイへのMICE誘致を目的にアジア各国で開催されている。今回はタイの政情不安による中止が懸念されたが、現状の報告と本年度の活動を紹介するため実施された。TCEB社長のノパラット・メイタウィークンチャイ氏や在京タイ王国大使館シントーン・ラーピセートパン公使も出席し、積極的なプロモーションを展開した。

セミナーではTCEB日本代表の大谷晴男氏が昨年のタイのMICE開催状況について7866件のイベントに101万人が訪れ、885億バーツ(約2800億円)の売上げとなり、昨年を大きく上回ったと説明した。そのなかで日本は中国、インド、マレーシアに次ぐ4位の訪問があり、大切な市場として認識されている、と積極的なプロモーション活動の背景についても触れた。

また、懸念材料となっている首都バンコクのデモについても3月3日でルンピニー公園以外のほどんどの地域でバリケードが撤去されたと説明し、MICE開催が可能な治安回復状況をアピールした。
セミナー修了後にはワークショップも開催され、タイの宿泊施設や航空会社の担当者が商談テーブルを構え、自社サービスを来場者に紹介した。