昨年6月に展示イベント施設「キラメッセぬまづ」が先行してリニューアル開業し、今年7月にグランドオープンを迎える総合コンベンション施設「ふじのくに千本松フォーラム(プラサヴェルデ)」が3月20日に、「利用者説明会」を開催。110人を超えるコンベンション関係者が参加し、完成したばかりの会議場施設の内覧会と同館で提供可能なケータリングサービスの試食会が行なわれた。
説明会は3875㎡、天井高12・6mの多目的ホールで行なわれた。田中伸幸館長が施設概要を紹介し、「プラサヴェルデはスペイン語で緑の広場の意味、木や自然と共生した広々とした空間を活用してほしい。東京から1時間の距離でそれ以上にリーゾナブルな価格と、指定管理者であるコングレの国際会議運営の豊富な経験を活かしたサービスが提供できる」と語った。
静岡県東部コンベンションビューローの後藤豊事務局長が、国際会議で最高50万円の開催助成金や、エクスカーション・アトラクション助成金、歓迎看板の設置、コンベンショグッズの提供など、多岐にわたる支援制度について説明。続いて4月14日に開業するダイワロイネットホテルぬまづの開業準備室の井上支配人も登壇し全150室の宿泊施設やサービスを案内した。
左)田中館長 中)後藤豊事務局長 右)井上靖支配人
内覧会では931㎡の床面積と天井高7・8mあり、シアター形式で1100人収納可能なコンベンションホールAと451㎡のコンベンションホールBのほか、大小会議室や市民ギャラリーなどの施設、バックルームなどを見学。裏動線や搬入出経路、映像機器の仕様など実際の使用に即した質問・確認を行なっていた。
また、試食会では県内有数のレジャー会社「時之栖(ときのすみか)」の地元食材を用いたケータリングが参加者に振る舞われた。説明会終了後には、県外からの参加者を対象にファムトリップツアーが企画され、沼津港深海水族館や伊豆フルーツパークのいちご狩り、三島大社での正式参拝体験など、アフターコンベンションに適した施設を訪問した。