50周年迎え 過去最大規模にSIAL 2014

コムエキスポジウム社は10月19日から23日の5日間、フランス・パリのパリ・ノール見本市会場で、世界最大級の高級食材見本市「SIAL2014」を開催する。

同展は1964年に食品業界の世界的な交流拠点として初開催され、イノベーションを前面に押し出し、第1回から26か国の出展企業を集めた。以降もビジネスを柱に据えたプロのための専門見本市として、経済停滞期にあっても堅調に成長を続けてきた。

50周年を迎える今年は、200か国から6000社以上の出展、15万人の来場者が見込まれており、すでに90%以上のスペースが予約済みとなっている。

今年から新たに設備・機材、テクノロジー、サービスの分野が加わり、製造から販売にいたるまでのすべての関連製品・サービスをカバーすることになる。出展対象は飲料、フルーツ・野菜、冷凍食品、鶏肉・鹿肉、肉類、保存肉、オーガニック食品、ベーカリー関連、缶詰保存食品、魚介類、デリカテッセン用品、食料品店用品、健康食品・サプリメント、高級食材、ワイン、乳製品など。

会期中には、世界の有名シェフ50人が来場する「ラ・キュイジーヌ by SIAL」、トレンドを届ける「SIALイノベーション」、世界の消費動向を捉える「ワールドツアー」、生放送でトレンドを届ける「SIAL TV」、「音と光のスペクタル」など、さまざまな催しが企画されている。

前回の開催では日本から24社が出展、1871人以上が来場した。今回もジェトロがジャパンパビリオンを設置するなど、多くの出展と来場が見込まれている。