タヒチ観光局がコーポレートブランドを一新

6月18日、タヒチ観光局が新しいコーポレートブランドを、世界同時に発表。デスティネーション間の激しいプロモーション競争のなかで、多くの渡航者の獲得および、他のデスティネーションとの差別化をはかる。

新しいブランディングは、英国に本社を置くブランドコンサルティング企業のFutureBrand社の協力を得て開発されたもの。タヒチ観光局ストラテジー・ディレクターの嶋田智之氏は、競合する各ディスティネーションのイメージカットを並べ、海、バンガロー、ビーチ、マリンスポーツ、島の人々など、どのリゾートも似たイメージを訴求していることをあげ、差別化を確立する必要性を説明。新たに、タヒチという場所、そこに住む人々、歴史や輝かしい未来、そしてフレンチポリネシアを新しい形で表現するブランディング戦略を発表した。

嶋田氏が強調したのは、フレンチポリネシアでしか体験できない文化や思想や生き方を通じて、人々とカルチャーに根ざし五感で感じるタヒチの魅力をシンプルで一目でわかるように表現し、優雅なイメージと特別で忘れがたいディスティネーションという本質的な価値の理解と共有すること。

刷新されたロゴは伝統的な造形美をもとに、一からフォントをデザインしたもの。優雅さと伝統的なクラフトマンシップが融合した自然なタッチの字体。中央のHはタヒチのゲートウェイを象徴するように線の間を広くするなど細部にまでこだわったデザインを施している。

今後タヒチ観光局ではブローシャーやタペストリー、ロゴなど、すべてのプロモーションに関わるデザインを一新。新たな戦略をもとに、積極的な観光・MICE誘致活動を展開する。

フランス大使館で行なわれたプレゼンテーションの後にはタヒチダンスも披露された