’15春夏の革資材トレンド集まる ~ 第90回東京レザーフェア盛況のうち閉幕


6月19・20日の両日、都立産業貿易センター浜松町館で「2015春夏コレクション第90回東京レザーフェア」が開催された。

同展は年に2回開催されている革資材の専門展示会。天然皮革、人工皮革、雑材、合成底、副資材、靴型などの品目が集まる。さまざまな体験・実演企画、革のデザインコンテスト、ファッションショー・トークショー(12月展のみ)も実施され、業界関係者のみならず、ファッション関連の学生なども多数来場する。

今回は年間テーマ“技の巧みが拓く、明日。”を掲げ、協同組合資材連が主催、東京都が共催、経済産業省・台東区・日本皮革産業連合会が後援、リネアペッレが協賛して運営され、51社・9団体が出展した。トレンドのエナメルやメッシュのツヤ感や透け感のあるレザーを含めて、さまざまな革関連資材が一堂に集結した。

参加無料の実演と体験は、“革の仕上げ~もっとスゴイ、魅力再発見!’と題して、ペーパー加工(ツヤ消し)、グレージング加工(ツヤ出し)、型押し、箔押し、型抜きなどが行なわれ、参加者に革製チャームや型押し・箔押し仕上げの革などがプレゼントされた。

5階のリネアペッレ・セレクションでは、革製品の本場イタリアで開催されるリネアペッレ見本市から最新のトレンドを発信。そのほかにもイタリアから4社が出展。現地スタッフも来日し、日本のバイヤーと商談する姿も見られた。

前年より来場者数はやや減少したものの、5,203人が集まり、会場を浜松町館に移して初めての開催は活気にあふれたまま幕を閉じた。

次回開催は、12月4・5日、都立産業貿易センター浜松町館で開催される。