7月2日、日本旅行業協会(JATA)新会長の田川博己氏(現ジェイティービー代表取締役会長)が会見を行ない、新今後の取組みなどについて語った。
田川氏は6月18日に実施された定時総会で会長に就任、前会長の菊間潤吾氏は副会長となった。新体制について田川氏は、「テクニカルな部分では大きく変わりはない」とし、海外は菊間氏、訪日を丸尾和明氏、国内は吉川氏と各委員会を3人の副会長がとりまとめ三位一体の発展を進め、自身は3部門の統括のほか、旅行業界の社会的意義向上などさまざまな取組みを進め、観光立国から観光大国の実現を目指すという。
取組むべき課題として、Wifi整備など変化するマーケットへの対応、人材育成、キャンペーン、各支部との連携強化と地域密着、ツーリズムEXPOジャパンの成功、ツーウェイツーリズムの促進などをあげた。
また、MICEについては、「旅行業界ではMICEという言葉が普及してきたが、世間的にはこれから。経団連で先日、ようやくMICEについての提言がされたところ。大会・行事という言葉でMICEを表現するのは実情にあわない。JATAが事例を発信するなど役割を果たすべき」という自身の考えを延べ、また、日本のグローバル企業に日本国内で会議を行なうよう提言するなど、今後のMICE誘致強化について語った。