MICE波及効果測定モデル改訂 ~観光庁~

観光庁は、「MICE 開催による経済波及効果測定のための簡易測定モデル」(旧モデル)をアップグレードし、国内地域ごとの効果試算等の機能を備えた「MICE 開催による地域別経済波及効果測定のための簡易測定モデル」(新モデル)を新たに開発した。

今回の新モデルは利用者からの、地域に即した経済波及効果算出可能なモデルの要望、モデルの機能向上の期待の高まりをうけて開発された。各地域の産業連関表を利用し、国内地域ごとの経済波及効果が算出できるようになった。

新モデルの活用により、各自治体・民間企業等が MICE の経済波及効果の把握を通じて、MICE 振興の一助となり、我が国MICE 誘致・開催の取り組みが一層促進されることや、地域が主体となったMICE振興の取組みなどが期待される。

新モデルの特徴や旧モデルからの改良点は以下の通り。

1. 経済波及効果の単位として、「全国」のみの算出から、「全国」・「都道府県」・「国際会議観光都市」別に算出が可能。

2. 算出対象のうち、国際会議を「医学系、科学・自然・技術、その他」の3区分に細分化。

3. アウトプットの形式を、計算結果の表のみでなく、分かりやすく図示。

利用希望者は観光庁(Email:jp-mice@mlit.go.jp) 宛に「経済波及効果測定モデル希望」と題したメールの本文に、「差出人の所属」、「氏名」、「連絡先(e-mail、電話番号)」を明記して送ること。

【簡易測定モデル】
観光庁は、MICE 開催の経済波及効果測定をを簡易にすることを目的に、平成 21 年度に国際会議を対象としたもの、平成 22 年度には MICE 全体を対象とした「簡易測定モデル(旧モデル)」を開発し、提供してきた。旧モデルの開発により、MICE 開催の経済波及効果測定の重要性に対する理解が定着した。

【資料】
「MICE の経済波及効果測定のための「地域別簡易測定モデル」のご紹介 (観光庁ウェブサイトより)
http://www.eventbiz.net/wp-content/uploads/2014/07/8862989e63ff1fbfcbf2523d8662d40e.pdf