博報堂がIR調査結果を発表


博報堂のIR/MICE 推進室は、カジノ推進法案の上程および、国民世論の高まりを受けて、「統合型リゾート(IR/MICE)に関する調査」を日本全国を対象に実施。そのほどその調査内容について発表した。

同調査では、日本国内の各都道府県別の IR/MICE 及びそのコンテンツであるカジノに対する現状の意識や、IR 導入が議論されているエリアで実際に IR/MICE 施設がオープンした場合の集客数・売上の推計(簡易推計)を行なっている。

主な調査結果として下記内容を発表した。

IR/MICE 関連施設での消費ポテンシャル総額は、全国合計で 13.5 兆円(推計)

IR/MICE 施設への訪問意向率が最も高かった場所は、東京(お台場) で訪問意向率は、25.9%。国内在住者の来場が年間約 2400 万人に達するポテンシャルが認められる。また、この場合の施設全体の売上(ショッピング除く)は、最大で 2.9 兆円と試算される。

東京(お台場)来場者(訪問意向者)は、51.9%が関東地方在住者である。

東京(お台場)に次いで、訪問意向率が高かったのは、沖縄、大阪(臨海部)。沖縄の特徴は訪問意向者の32.3%は関東地方在住者、19.1%は近畿地方在住者と大都市圏からの動員力が高い。ポテンシャル最大値は、来場者数で約 1400 万人、売上(ショッピング除く)では 1.3 兆円と推計。

大阪(臨海部)の特徴、訪問意向者の61.5%は近畿地方在住者で、近隣地域からの動員力が高い。ポテンシャル最大値は、来場者数で約 1300 万人、売上(ショッピング除く)では 1.9 兆円と推計された。