新たに5名のMICEアンバサダーを委嘱 ~観光庁~

観光庁とJNTOはこのほど、MICEアンバサダーを新たに5人に委嘱。9月2日品川プリンスホテルで第2回MICE誘致促進委員会に先駆けて、「MICEアンバサダー委嘱式」を行なった。

MICEアンバサダープログラムは、国際会議誘致促進のため学術分野や産業界で国内外に強い発信力とネットワークを有する人物に「日本の顔」として広報活動や誘致活動への寄与を依頼することで、MICEの潜在的需要を掘り起こし、日本のMICE誘致競争力を強化することを目的に、昨年より実施されている。

今回は昨年12月に委嘱された8人に加えて、下記の5人がMICEアンバサダーに就任した。

淺間 一
東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻教授工学博士

 

 

栗原 祐司
東京国立博物館総務部長

 

 

陳 隆明
兵庫県立リハビリテーション中央病院参事
兼ロボットリハビリテーションセンター長
リハビリテーション科部長福祉のまちづくり研究所長

 

原科 幸彦
千葉商科大学政策情報学部学部長・教授工学博士
東京工業大学名誉教授

 

福山 秀直
京都大学大学院医学研究科教授医学博士
(敬称略)

 

委嘱式に続いて行なわれた「第2回MICE誘致促進委員会」には13人になったMICEアンバサダー全員が出席したほか、観光庁・JNTO関係者、グローバルMICE都市関係者、MICE国際競争力強化委員かい委員などが参加した。

冒頭に観光庁の久保成人長官が「大型MICE誘致成功が続いたが、それ以上の成果をあげるために、アンバサダーのみなさまには、日本の顔としてMICEの普及啓蒙と誘致促進へご協力をお願いしたい。会議に参加しているグローバルMICE都市の関係者を含めてオールジャパンでの取り組みでより多くの会議の誘致につなげてほしい」と挨拶した。

またJNTOの松山良一理事は「MICE分野での課題の把握とMICE認知向上にむけて、アンバサダーのみなさんのご協力をお願いしたい。またJNTOの支援活動についても学協会への周知にも期待する」と述べた

昨年12月に委嘱された8人のアンバサダーの現状報告や成果発表につづき、新任5人が現在の誘致目標の会議やそれにむけた活動を説明した。

また観光庁国際会議推進担当の高橋良明参事官(高は、はしごだか)が「MICEにおける政府の取組み」についてプレゼンテーションを実施。アンバサダーに期待する役割や日本MICEの現状を説明した。

昨年12月にアンバサダーに就任した山谷泰賀氏と木村正氏が、現在手掛けている会議誘致の活動内容の詳細を発表し、関係者のさらなる協力を求めるとともに、誘致活動に対する情報ノウハウの共有につとめた。