企業のユニークベニュー需要増に応えセミナー開催      ~スペースマーケット/リンクイベントプロデュース~

10月21日、都内の会議室で「~テーマ×スペース×コンテンツで創る新しいイベントのご提案~ 社員のモチベーション、企業のブランドを高めるイベントの創り方」と題してセミナーが開催された。主催は、古民家や温泉などの施設を、企業の会議や行事に提供している(株)スペースマーケットと、企業イベントの企画・運営を手がける(株)リンクイベントプロデュースの2社。

同セミナーは、年度方針説明会や総会、周年イベント、会社説明会、研修といった企業イベントを、これまでにないユニークな施設で実施することで、話題性をもたせたり、自社らしさや理念を浸透させて組織力を高めることを目的に開催された。

第1部はリンクイベントプロデュースの林知宏氏が「社員モチベーションと企業ブランドを高めるイベント創りの鍵」をテーマに登壇。企業を取り巻く環境の変化に対応するためには関係の質向上が必要で、それにはイベントが有効に作用することを説明。イベントの効果を拡大するための手段として、テーマ、スペース、そしてコンテンツが重要で、とくにスペースは参加者に最初にインパクトを与える重要な要素だと語った。

第2部は、スペースマーケット代表取締役の重松大輔氏が「インパクトあるスペースの使い方」について講演した。重松氏は「会場探しが大変だからといって、いつも同じ場所で開催しては参加者が飽きてしまい、イベントの効果が十分に発揮されない」と語り、ホテルや結婚式場、古民家、温泉、神社、仏閣など、施設を貸したい人と、ユニークな会場でイベントを開催する同社のサービス、スペースマーケットの活用を提案した。また、海外では3年前から、ユニークベニューを提供するポータルサイトが開設されていることや、日本でも電通が委託料なしで観光収入を見込んだ大阪城公園の運営を受託したこと、京都二条城でのアートアクアリウム、明治神宮外苑テニスクラブでの東京秋冬コレクション開催など、民間企業でユニークベニューの利用が拡大している現状についても触れた。

第3部では、リンクイベントプロデュース代表の一色顕氏が「“こころ”を動かすコンテンツ創りのポイント」と題してワークショップとディスカッションを交えて、参加者にイベントを成功に導くヒントを伝えた。