12月9日・10日、東京国際フォーラムで「第24回国際ミーティング・エキスポ(IME2014)」が開催される。158社・団体が130小間の規模(11月13日現在)で展開し、来場者は3,500人が見込まれている。主催は観光庁と日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)、および日本政府観光局(JNTO)、企画・運営は日経BP社。
東京商工会議所、日本工学会、日本PCO協会、日本旅行業協会、日本ホテル協会、日本コンベンション事業協会、全国旅行業協会、日本イベント産業振興協会、日本展示会協会、日本イベントプロデュース協会などの後援が予定されている。
今回のIMEはMICEへの関心の高まりを契機に、商談の増加、新しい来場者の開拓を創出する場とするため、さまざまな施策が行なわれる。日経BP社は昨年と同様に来場プロモーションとして、主催者から関係者への招待状送付、雑誌広告掲載、プロモーション・メール配信、IME2014公式WEBサイト告知、WEBサイトへのバナー掲載、テレマーケティングを行なう。今回はプロモーション・メールに出展者情報を掲載し、プロモーションの対象者が来場して得られるメリットを明確に訴求する。
ビジネスマッチングシステムは利用促進のため、電話サポート窓口を設置し、システムに不慣れな来場者をサポートする。さらに事前登録者向けのシステム利用案内メールを配信し、出展内容の告知をあわせて行なうことで、システム利用と事前アポイントの成立件数増加を図る。また前回と異なる点としては、公式ガイドブックをブック形式からリーフレットに変更し、ハッピーアワーを中止とした。
会場ではブース展示商談会のほか、さまざまなイベントが実施される。基調講演は、日本総合研究所理事長・多摩大学学長・三井物産戦略研究所会長の寺島実郎氏が講師を務め「観光立国への戦略的視座」をテーマに語る。技術偏重から脱却した日本の次世代産業モデルとしての観光やMICEについて触れる。
特別講演ではホットスケープの前野伸幸代表取締役が登壇。「失敗しない社内行事の企画・運営ノウハウ」をテーマに、会場の選定から運営マニュアルのポイントなど実践的な講義を行なう。そのほか「MICE主催のソーシャルメディア利活用が生む次世代MICEと『地方創世』」について東洋大学の藤本貴之准教授とスプリー代表の安藤美冬氏が講演する。
また、MPIジャパンチャプターが提供するパネルディスカッション、出展者プレゼンテーション、インセンティブショーケース商談会が予定されている。今回は80名が入るシアター形式のセミナールームを設け、セミナーの充実を図る。
開催初日には、日本政府観光局(JNTO)による国際会議誘致・開催貢献賞の授賞式も実施される。同賞は、国際会議誘致・開催の意義に関する国民の理解を促進し、国際会議主催者及び都市・推進機関の社会的地位を高めるために平成20年度に設立されたもの。前年度に日本への誘致を決定、または日本で開催された国際会議に贈られる。
10日の展示会終了後には、昨年に続きインセンティブショーケースキーパーソンとのネットワークづくりと交流の場として「IME2014フェアウェルパーティー及び意見交換会」が品川プリンスホテルで開催される。
■前回開催のようす