MPIジャパンの浅井新介名誉会長が逝去


ミーティングビジネスの国際団体MPIジャパンチャプターの名誉会長を務めるなど、約30年に渡り日本のMICE産業の発展に寄与してきた浅井新介氏が、1月9日に心筋梗塞のため逝去した。享年62歳。葬儀はすでに近親者のみで執り行なわれた。

浅井氏は東京で生まれ育ち、1976年に立教大学社会学部観光学科を卒業。 旅行会社勤務を経て1979年にウェスティンホテルズ(現スターウッド・ホテル&リゾート)の極東地区セールス・マネジャー。1984年にはユナイテッド航空に移り、代理店担当課長、法人営業部長、日本地区旅客営業部長を歴任。ディストリビューションの整備に貢献した。2003年には、スターウッドホテルズ日本の依頼により宮崎シーガイア(現フェニックス・シーガイア・リゾート)再生のためにセールスマーケティングの責任者として宮崎に赴任。 新たな手法により大規模な海外MICE案件や数多くの国内会議誘致成功に導いた。

また、1995年に世界最大規模のMICE国際団体MPIの日本支部設立に尽力。会長、名誉会長を歴任し、日本MICEビジネスの発展をめざした活動を積極的に展開する一方、グローバルホテル運営会社、国内外の行政機関、コンベンション・ビューローでの講演、ワークショップ、セミナーを通じ、日々、MICEビジネスの普及活動に取り組んできた。

近年はMICEビジネスリーダーを育成するMICE アカデミーの主宰や、(財)日本ホテル教育センターでMICEのカリキュラムを作成するなど、後進の育成にも注力した。
MPIジャパンチャプターでは後日、「お別れの会」の開催を予定している。