産学官連携で今年度MICE事業目標値上回る~ちば国際コンベンションビューロー

ちば国際コンベンションビューローは2月23日、幕張メッセ 国際会議場2階国際会議室で「平成26年度会員交流会」を開催した。

髙栁哲男(たかやなぎ・てつお)代表理事は、「平成元年6月の設立以来、賛助会員はじめ、多くの協力を得て多数の国際会議の誘致・支援の成功や国際交流事業を行ない、昨年で25周年を迎えることができた。また、今年度のMICE事業については、目標としていた117件を昨年12月時点で144件とすでに上回る成果を挙げている」と報告。

今年8月に開催する世界陸上・北京大会に向け、世界各国の代表チームが千葉県内での事前キャンプを実施することについても触れ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致にもつながる、とスポーツイベント誘致への取組みに積極的な姿勢をみせた。また、フィルムコミッション事業では、今年度は「千葉県映画・テレビ等撮影支援事業 補助金制度」を新設するなど、千葉県の知名度向上、イメージアップを図る。さいごに髙栁代表理事は「MICE事業においては、千葉県の最大の強みとも言える産学官の連携したネットワーク力の強さを活かし、オール千葉で取り組んでいく」と結んだ。

来賓を代表して観光庁MICE推進担当参事官の髙橋良明氏があいさつ、国際観光振興機構理事の山崎道徳氏は乾杯の発声をし、千葉県MICEの発展で日本全体で盛り上げてほしいとエールを贈った。

交流会では、新規会員として14社が紹介され、このうちニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による「弦楽四重奏」の演奏、また歌舞伎企画として同じく新規会員の雅屋による「連獅子SHOW」も行なわれ、多彩な演出が繰り広げられた。

会員によるブースも展開され、参加した84団体・173名は情報交換するなど、新たなネットワークづくりの場となった。