3月2日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Shin’s Club Reception 故 浅井新介氏の功績をたたえる会」が執り行なわれた。
同イベントは日本MICEビジネス発展を目指し積極的な活動を展開し、去る1月9日に逝去したMPI Japan Chapterの故浅井新介名誉会長の功績を振り返り、また氏の遺志を継ぎ業界活性化や後進の育成などの活動を再確認する場として開催された。会場には全国から250人を超えるMICE関係者が集結し、同氏の在りし日の写真や講演の映像、メッセージ、展示された所縁の品をみながら、思い出を語り合った。
左)ロビーには、浅井氏が描いた絵画や愛車に乗る写真、掲載記事など、思い出の品が飾られた。
右)会場内には木の葉をモチーフにしたメッセージボードが。参加者それぞれの浅井氏との思い出や感謝の言葉が寄せられた。
左)会のはじまりには、浅井氏の業績が思い出の写真とともに紹介された
左)MPIジャパンチャプター会長の山本牧子氏は、ともにオフサイトミーティングを実施した経験や浅井氏が宮崎シーガイア(現:フェニックス・シーガイア・リゾート)に移籍する際の2人のエピソード、MICE発展に注いだ情熱などを語った。
右)元会長の高野登氏は、MPIジャパン創立時に、日本の社会情勢に合わせた組織会員ではなく、他国同様に個人会員で構成することを決定した際の「王道で行こう」と浅井氏が強い気持ちでリードしたことを明かした。また、早すぎる死を悼むことより、氏のやろうとしたこと、やりのことしたことを残されたみんなで分担していこうと、前向きな気持ちで呼びかけた。
左)スターウッドホテルズ アンド リゾーツ ジャパンの元会長の平尾彰士氏は、浅井氏のセールスにかける熱意と新しいものにも積極的に挑戦する若き日のエピソードを元上司の視点で語った。
右)元MPIジャパンで会長代行などを歴任した玉井節郎氏は、浅井氏との数々の思い出を語った。
左)観光庁久保成人長官から感謝状が贈られ、MICE担当参事官の髙橋良明氏が代読するとともに、2人でMICEの将来について語りあったエピソードを明かした。
右)沖縄観光コンベンションビューロー上原良幸会長からも感謝状を贈呈。同ビューロー東京事務所所長の金城孝氏が沖縄がMICEに注力するきっかけとなった浅井氏の活動やさまざまな助言に感謝の気持ちを述べた。
MPI本部からも長年の功績讃える感謝状と役員のビデオメッセージが寄せられた。
夫人の久乃氏は、「参加者していただいたみなさんが浅井の財産」と語り、その財産を大切にしたいという想いと、MPIの事務局業務の継続や、浅井氏の個人事業継承にあたり、関係者の力添えをお願いした。
(左)司会はメンバーシップ担当理事の金井大三氏が務めた。
(中)宿屋塾代表の近藤氏は、浅井氏への想いを述べた後、宿屋塾の浅井氏の講義のダイジェスト版を上映。後日DVDをリリースすることも発表した。
(右)中締めの挨拶は次期会長の新井立夫氏。
会の終わりには、浅井氏が残した数々の言葉が映し出され、参加者はプロとしての役割、MICEの意義をあらためて噛みしめていた。