“ソノウチ客”を成約につなげる手法を解説 ~ワンマーケティング~

ワンマーケティング(株)は3月12日、サイボウズ(株)のセミナールームで「BtoBマーケティング実践講座~展示会と起点としたマーケティングで商談シーンを創出する方法~」を実施した。

第1部はワンマーケティングのマーケティングディレクター安平好伯氏が講演を行なった。安平氏は、展示会の来場者の購入動向について、マーケティング業界で語られている数字を挙げて説明した。来場者のうちすぐに商品を購入する「イマスグ客」は全体的に5%にすぎず、95%は情報収集が目的の「ソノウチ客」や「イツカハ客」と分析。しかし、その95%のうち70%は2年以内に購入をしていると明かし、展示会後のフォローアップが重要であるにもかかわらず、44%はフォローアップを1回しかしていないという。そうした現状を打破し、長期化する購買プロセスに対応するために、展示会、メルマガ、ウェブ、セミナーをなどさまざま施策の“つながりのあるマーケティング活動”の重要性を強調した。同社では、そのような出展者の悩みを解決するマーケティングマネジメントツール「mabot」を5月に発売する予定となっている。

 

第2部は、共催のサイボウズから戦略市場グループ グループ長の唐松教夫氏が登壇。引き合い獲得から、アプローチ、訪問、要件確認、商談、価格交渉、契約、フォローアップと、多岐にわたる営業プロセスの管理を、同社のクラウド型顧客管理ツール「kintone」を活用して見える化し、売上を最大化する手法を解説した。ワンマーケティングの「mabot」とはAPI連携が可能なほか、システム的な連携も検討していくという。

 

ワンマーケティングは、4月9日にも展示会出展者向けのセミナーを実施。同日の会場提供と共催は、マーケティングツール「リストファインダー」を提供する株式会社イノベーションとなっている。