翔泳社MarkeZine編集部は3月17日、東京都千代田区のソラシティカンファレンスセンターで「MarkeZine Day 2015 Spring」を開催した。
同イベントは、インターネットやSNSの普及とともに多様化、複雑化が進むマーケティング環境の最新手法やノウハウなどを各分野の専門家が後援するイベント。2007年に東京で初開催され、以降、大阪、名古屋、福岡でも実施されている。
講演は3つの会議室で行なわれ、合計21セッションを実施。そのうち、展示会のフォローアップで活用されるマーケティングオートメーションについては、5つの講演で主要テーマにされるなど注目のキーワードとなっていた。
プラスアルファ・コンサルティングの鈴村賢治氏は「マーケティング担当者が最も注目する“マーケティングオートメーション”を解説~現場が陥る落とし穴と、成果を上げる秘訣」と題して講演を行なった。
鈴村氏はメールやイベント、アドテクノロジーなど多様化するアクションチャネルにより、マーケティング現場では、データ抽出やレポート集計、配信業務などの作業に追われて、本来の業務であるセグメント化されたマーケティング戦略構築ができていないことが多いという現状を指摘。マーケティングオートメーションは顧客の見える化からさまざまなマーケティング施策につなげ、顧客関係構築を強化できると語った。
また、同社のツール「カスタマーリングス」のデモを実演しながら、各マーケティングデータの統合とセグメンテーションや、A/Bテストの自動化など顧客に合わせた効果測定に基づいたマーケティング・シナリオの最適化の手法を説明した。
今回、協賛したのは、アイスリーデザイン、アドビシステムズ、Kaizen Platform、グライダーアソシエイツ、Kenshoo Japan、サイトコア、ジャストシステム、セールスフォース・ドットコム、ゼロスタート、チューブモーグル、データアーティスト、ドーモ、トライアックス、プラスアルファ・コンサルティング、ブレインパッド、フロムスクラッチ、マルケト、LOCUSの18社。会場では講演のほか、展示商談会も実施された。