業界初のコーヒー濃度計
新しいニーズを発掘
コーヒーの味を数値化するという新しい発想で、計測器のシェア拡大を狙うアタゴは「パティスリー&ブランジェリージャパン2015」に初出展し、業界初のコーヒー濃度計「PAL-COFFEE」をメインにアピールした。
コーヒーは、豆の種類や焙煎方法だけでなく、水や温度、抽出器具、入れ方で香りや味、口当たりが変化するため、一定の品質を維持することが難しい。そこで同社は、光学メーカーとして糖度計で培ったノウハウを応用し、ポケットコーヒー濃度計を開発した。
手のひらサイズとコンパクトで、センサーの付いている部分にコーヒー液を適下し、濃度(Brix値/TDS値)を測定。豆の量とコーヒー抽出液から収率を計算すると、酸味や苦み、濃さなどが数値化できるという。
手のひらサイズとコンパクトで、センサーの付いている部分にコーヒー液を適下し、濃度(Brix値/TDS値)を測定。豆の量とコーヒー抽出液から収率を計算すると、酸味や苦み、濃さなどが数値化できるという。
同社のブースでは、カフェやレストランのオーナー、バリスタなどの来場者が足を留め、コーヒーの味を数値化するという発想に注目が集まった。より美味しいコーヒーを入れるため、または誰もが同じクオリティのコーヒーを入れることができることから、その場で発注を決めた来場者もあった。
同社海外営業の森口友香子氏は、「実際に製品を使う現場のユーザーに直接アピールができ、今後の販路に活路を見いだせた」と、
出展が有意義であったことを述べた。
あらゆる産業で国内市場が頭打ちであることから、どんな液体でも計測する機器を製作するアタゴは、今までに無い新しい計測器を開発し、なおかつ、国外マーケットへも積極的に進出していく。精度の高いMADE IN JAPANを強みに今後の活躍を期待したい。
あらゆる産業で国内市場が頭打ちであることから、どんな液体でも計測する機器を製作するアタゴは、今までに無い新しい計測器を開発し、なおかつ、国外マーケットへも積極的に進出していく。精度の高いMADE IN JAPANを強みに今後の活躍を期待したい。
製品についての詳細は(株)アタゴのホームページまで。