映像コンテンツ制作や映像演出を手掛けるタケナカは、1月26日に「イベントJAPAN2016」でセミナーを実施した。
タイトルは「映像演出が奏でる集客の為の“空間性と演出の重要性”とは」で、講師は専務取締役・プロデューサーの長崎英樹氏が務めた。開始直前には会場が満席となった。
セミナーでは、映像演出における最新のトレンドや傾向に関する事例を紹介しながら集客方法について講説。キーワードとして“オーディエンスのスイッチ”と“アイデアの複合化”の2つを取り上げた。“オーディエンスのスイッチ”とは、ただ見る映像ではなく、人が感じるものを映像として可視化させること。そして“アイデアの複合化”は、インタラクティブとプロジェクションマッピング、LEDとセンサーなど、さまざまなテクノロジーを融合したアイデアを提案することが重要であると述べた。
最後に長崎氏は、「最近はInstagramやFacebookなどSNSを使用したバーチャルリアリティなイベントが注目されている。そのため、アート的要素やタンジブル的発想を持ち、コンテンツではなくコンテンツをつくる環境を訴求することが大事なのではないか」と締め括った。
来場者は、最新の映像演出方法の事例を交えた講義を聞き、改めて映像演出の方法に関する認識を深めていた。