-何事にも変えられない“体験”-
●視察ツアーを終えて
石丸 最後になりますが、みなさん今回いろいろな場所を視察されたと思います。そのなかで、今回の視察ツアーを通して感じたことがあれば教えてください。
西 今回、JVRAとして初めてISEに行くことになり、もちろん私も初めて行ったのですが、チケット手配から食事・現地での移動までフォローをして頂き、またメーカーの方には各ブースで細かい説明をして頂くなど手厚いサポートをしていただいたので、ストレスなく展示会に集中できました。もちろん会社単位で海外の展示会に行くこともありますが、JVRAで行く海外視察とは全く勉強の仕方も違うし、同業他社の方とも話ができるので、今回の視察ツアーは非常に有意義に過ごせました。InfoCommにはまだ一度も行けてないので機会があれば是非行きたいですね。
原 西さんと同感です。余計なことは気にしないで展示会を見ることに集中できたことが大きかったです。海外の展示会を生で見るということは、まるでインターネットサーフィンにリアルで自分が入っていっているという感覚でした。また、本当は調べればネットに情報が出ているものでも、実際に行かないと出会えないということをISEでは体験できました。この体験ができたのも今回の視察ツアーのおかげなので、またみなさんと行きたいですね。
松沢 今日、私はスペック的なことはそこまでみなさんにお話していませんが、それは私個人の見方からだと思います。業務だからだとか、クロスレンタル専門だからといってInfoCommに参加することに少し尻込みしている方もいるのかなと感じますが、今回のような視察ツアーは自分の見方を勉強するという良い機会だと思います。また、機材の展示会というのはメーカーの方が自分たちの製品を一番良い状態で私たちに見せてくれる機会だと思っているので、写真を通してではなく、現地に行って、現地の空気に触れ、いろいろな会社さんの方たちとも触れ合って、自分の目で見るということを体感してほしいと思いました。
石丸 ありがとうございました。
(掲載誌:平成28年8月31日発行 EventBiz vol.4)
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