ライフスタイルの多様化によりキャンピングカー市場拡大に期待~ジャパンキャンピングカーショー2017~

ライフスタイルが多様化するなか、思いついたときに気軽に、また大荷物でもペットを連れても気軽に旅に出られる車での自由旅行は、旅の可能性を拡げる。若者の車離れが進む一方、車中泊を楽しむ人が増えており、カスタマイズやキャンピングカーに注目が集まっている。

日本RV協会の「キャンピングカー白書2016」によると、日本のキャンピングカー総保有台数は現在9万5100台であり、日本RV協会会員事業者による2015年度の国産キャンピングカーの新車の総出荷台数は軽自動車キャンピングカーを含め4968台と、前年比12%増となった。売上金額は過去最高の357億1,922万円で、日本のキャンピングカー市場は拡大傾向にあると言える。

一方、欧米では、2012年の保有台数は米国が960万台、欧州連合が540万台と、生活のなかで当たり前に捉えられているキャンピングカーが、日本ではまだまだ非日常であることが窺える。

堀正人氏

2月2日から5日までの4日間、幕張メッセでは実車紹介を中心に、部品や用品、レジャー、キャンプ用品等を展示紹介するアジア最大級の「ジャパンキャンピングカーショー」が開催される。「クルマに、もっと物語を。」をテーマに、“車×旅”“車×遊び”を軸としたライフスタイルに合わせた「くるま旅」を発見することのできる展示会で、キャンピングカーや車中泊ならではの「ローカル発見」や「体験型」の新しい旅を提案する。

実行委員会は、出展者が展示会の方向性を共有し、有効な商談に結びつけることができるよう、出展者説明会を初めて開催。事務局の堀正人氏(トレードショーオーガナイザーズ・代表取締役社長)は「出展前の準備とアフターフォローをすることで、出展会を有効に活用してほしい」と述べた。

出展者説明会のようす
出展者説明会のようす

昨年は約150社が出展し、約6万人が来場したジャパンキャンピングカーショー。今年は新たにペット旅の提案や譲渡会を行うペットゾーンや防災車両ゾーンなどの企画を展開し、さらなる来場者誘致に注力していく。

詳細は公式HPまで。