訪日外国人流動分析で観光戦略検討に一助~国土交通省~

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国土交通省は1月10日、既存の統計調査で得られた情報の活用により、これまで秋期1週間に限って作成していた訪日外国人流動表を拡充し、訪日外国人の都道府県を越える国内流動に関して、四半期、年間での流動量の分析を行うことができるデータ(FF―Data)を新たに作成した。根底には近年、訪日外国人旅行者数が大幅に増加しており、観光施策の立案や旅行商品の企画を行うためには、訪日外国人も含めた旅客流動の実態を正確に捉えることが必要だという考えがある。同時に訪問地、国籍、目的、利用交通機関等のクロス分析や周遊に関する分析も可能となった。訪日外国人の一連の移動や利用交通機関等を定量的に分析することにより、観光戦略を立案する際に対象市場や効果的な連携先等の検討の一助となる。FF―Dataは「国際航空旅客動態調査(航空局)」、「訪日外国人消費動向調査(観光庁)」等の調査結果を用いて、統計的な処理を行い、四半期、年間での訪日外国人の国内流動量を推計したデータ。現在は2014年の調査結果を用いて作成したデータが表されている。