<女性座談会>映像演出の世界で輝く女性たち~女性が活躍できる場を目指して

-短期的な目標と、長期的な目標を教えてください

お仕事中4
お仕事中のようす(土屋さん)

土屋 まずはメインを担当できるオペレーターとして、社内はもちろんのこと、クライアントからしっかりと信頼を得られるようなテクニック、技術を身につけたいです。そして長期的には、今、現場に出ているスタッフには私しか女性がいなく、“女性だから”と気を遣ってもらい、行けない現場やできない仕事と区切られることがとても悔しかった時期があったので、いつでも女性が入社してこられるような職場環境を整えてあげることができたらいいなと思います。
私が現場に入ったことにより、“女性がいるとやっぱりいいよね”と言っていただいていますし、力がないと思われているけれど、実際にはそこまでないわけではないです(笑)

 

大高 目先の目標としては、やるべきことがたくさんあるなかで、ほかの人にお願いするより自分でやってしまった方が早いなど、自分だけで物事を考えてしまうときがあるので、多くの人と関わって仕事をしているので全体で回せるように、うまく人を使える能力を磨いていきたいと思います。
長期的には、現場だけでなくもっとやれることを増やしていきたいです。それが何なのかまだ分かりませんが、現場のことにプラスして強みになることを見つけていきたいなと思っています。

お仕事中3
お仕事中のようす(東江さん)

東江 お客さんに“良かったよ、来年もよろしくね”と、次に繋がるような言葉をもらえるように頑張りたいと、常に思っています。海外のお客さんから直接、会場にこういう機材が欲しい、といった問合せをいただき、準備してイベントを開催するというケースが多いのですが、海外の方が日本で何かをやるということは言葉も通じなくて、とても不安なことだと思います。その不安を取り除いて、かつ今回良かったから来年もよろしく、という言葉をもらえたらいいと思います。
長期的には、やはり女性が少なかったり、長続きしなかったりということがあるので、もう少し女性が働きやすい環境をつくれたら、と思います。

 

但木 今はただただ、一人前のオペレーターになりたい、という思いです。任せてもらえる機会がまだまだ少ないので、まずは経験を積んでいきたいです。
長い目でみると、現場の女性という前例がない、ということで長く仕事を続けたいと思っていて、結婚、出産しても戻ってきたいです。現場に出たくてこの仕事を選択しているので、産休、育休を取って戻ってきたら内勤、ではなく、現場でできる仕事を自ら探して、それを実践して前例を作っていけたらいいなと思います。

座談会2

 

◆JVR座談会アーカイブス
第1回 ビジュアル空間をつくるプロフェッショナルのシゴト
第2回 ~プロが語る仕事の舞台ウラ
第3回 観客を魅了するステージ演出の舞台ウラ
第4回 日本全国で活躍するJVR協会の仲間たち
【座談会】イベント・ステージ業界で活躍する女性たちの仕事
【パネルディスカッション】海外展示会(ISE・InfoComm)視察ツアー報告会