釡山国際展示場(BEXCO)は2月14日、新国際ビルで大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の協力を得て「2017展示コンベンション説明会」を開催した。この説明会は初の試みで、日本との相互交流活性を目的に商談席が設けられ、韓国の展示会関連企業やBEXCOの展示・MICE事業チームが日本の展示会関連企業と交流を図った。
釜山では、30から1000人規模の会議が可能で立地などの点からC(コンベンション)の分野に、観光地や食べ物の点からI(インセンティブ)の分野での可能性を秘めている。BEXCOのMICE事業チームのチョイ氏(=写真右から1番目)は日本について「韓国から近いうえにMICEの分野で発達しておりマーケティングに最適と考えている」と話し、日本と韓国両者に役立つMICE事業を模索していると述べた。商談の場では、すでにタイやシンガポール、台湾などで開催している日本のコンベンションを誘致できないか、すでに日本で開催しているイベントや展示会で韓国から支援できるものがないかなど来場者と情報共有を行った。
チョイ氏は「準備期間など課題は残るが、可能性を大きく感じられる話ができた。今年は説明会だけでなく、日本との連携を強めるため精力的に活動していく」と話し、「両国の協力体制が進み、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際の会場代理としてもBEXCOが候補に上がるようにしたい」と展望を語った。この催しは来年以降も開催を予定している。