読売新聞社は新たに子ども向けプレイランドを東京ドーム内に設置し、野球を観戦する多くの観客に好評を得ている。
このコーナーは半透明のボールプールとディスプレイで構成されており、人気の選手や球団のマスコットキャラクターが映し出される。マスコットキャラクターめがけてボールを数回当てると音が鳴る仕組みになっており(映像制作、システム制作は映像センター・シミズオクト)、ボールプールは下からカラフルなLEDで照らされ、視覚的な面でも工夫が凝らされている。また、小学3年生までの子供に限定して未就学児童でも楽しめるようになっており、多いときはスペースの中に10人以上の子どもが集まる。
このコーナーは元々選手ミュージアムだったものをリニューアルし、子どもの野球離れが進む中で、もっと野球へ興味を持ってもらうために製作した。また、柱やセンサーに子どもがぶつかってもけがをしないよう緩衝材を巻き、安全や耐久性にも配慮している。
今後はキャラクターの映像だけでなく動画の導入なども検討している。家族全員での野球観戦をより楽しいものにするツールとして、今後の展開に期待したい。