7月21日から8月28日までの間、池袋・サンシャインシティで「ウルトラマンフェスティバル2017」(主催:TBS)が開催されている。※8月8日のみ休業
1989年から始まり、今では夏の人気ファミリーイベントとなったウルトラマンフェスティバル。会場内には最大の見所である「ウルトラライブステージ」のほか、細部まで作り込まれたリアル特撮ジオラマセットや、このイベントのために作られた大迫力のウルトラ戦士の巨大立像などが展示されている。また、今年は「ウルトラセブン」の放送開始50年の記念の年ということもあり、会場内にはウルトラセブンやセブンに登場する怪獣などを多く見ることができる。
今回の展示コーナーの一番の見所は大迫力のウルトラ戦士の巨大立像なのだが、他の展示に関しても面白い演出が多く見られる。例えば、入場してすぐに現れる「ウルトラセブン登場!」の展示では、暗幕に映る映像に合わせて主題歌を流した後に突然ウルトラセブンが姿を現したり、ただ怪獣が展示されているように見えるショーケースも実は透過型有機ELディスプレイが使われており、映像が急に流れ始めるなど何も知らずに行くと驚くような仕掛けが多く施されているほか、アトラクションコーナーやウルトラマンフェスティバルでしか買えない限定商品を販売しているグッズ販売コーナーなど充実した内容となっており、子どもだけでなく大人でも楽しめる内容になっている。
また、同イベントの最大の見所でもある「ウルトラライブステージ」も、昨年から内容はもちろん、演出も進化を遂げている。大きな違いは、客席に新たに追加された「ウルトラフラッシュ」と、ステージにセットされているLEDディスプレイだ。前者は、場面によって色が変わる丸いライトのようなもので、客席全体でよりステージと一体感を感じられるアイテム。後者は、3段組みになっているLEDディスプレイのことで、昨年と比べ上段の映像表示の範囲が大きくなった。
今回のウルトライブステージ第一部(7月21日から8月7日まで)の演出を担当した㈱円谷プロダクションの金光大輔氏は「昨年も3段組みでLEDディスプレイを組んでいたのですが、上段はLEDディスプレイの規格上の問題とステージの高さの関係上、大きく使えませんでした。ただ、今年は上段のLEDの映像表示範囲を大きくするために、下段と中段のLEDを縦使いから横使いに変えたことで高さを下げることができ、その結果上段を大きく使うことができるようになりました。この上段を利用した新しい演出も第一部の見所の一つになっています」と話す。
また、ウルトラライブステージも含め同イベントの映像に関する機材を提供した㈱映像センターの村山茂樹氏も「機材自体は昨年と同じものを使っているのですが、昨年の経験と新しい工夫を取り入れることでこんなにも全く違った作品になることは驚きでした。製作をサポートする側として、彼らのアイデアにできる限り応えられるように今後も努力していきたいです」と、毎年進化する同イベントに驚きながらも本当に楽しそうに話してくれた。
(ステージの内容に関してはネタバレになってしまうため、実際の様子は是非現地で見てください!)
すでに夏の人気イベントとして定着したウルトラマンフェスティバル。常に最高のもの・新しいことに挑戦し続ける創り手である彼らによって来年はどのような進化を見せてくれるのだろうか。
<イベント詳細>
イベント名:ウルトラマンフェスティバル2017
会 期:2017年7月21日(金)~8月28日(月)
時 間:午前10時~午後5時30分(最終入場は午後5時)
会 場:池袋・サンシャインシティ
主 催:TBS
制作 ・ 監修:円谷プロダクション
W E B:http://ulfes.com/2017/
<ウルトライブステージの公開期間について>
第一部:7月21日(金)~8月7日(月)
第二部:8月9日(水)~8月28日(月)