デュッセルドルフ市、NRW 州、メッセ・デュッセルドル フは9月13日、東京・ホテルニューオータニで「デュッセルドルフの夕べ」を3年ぶりに開催した。
このイベントはデュッセルドルフ駐在経験者やデュッセルドルフ見本市の出展者な どが集まるもので、当日は1000人以上の関係者が参加。会の冒頭にはデュッセルドルフ市長トーマス・ガイゼル氏、NRWインヴェスト 理事長ペトラ・ヴァスナー氏、NRW州経済・イノベーション・デジタル化・エネルギー省 国際経済局長Dr.ヘルベルト・ヤコービー氏、メッ セ・デュッセルドルフ社長ヴェルナー・ドーンシャイト氏、駐日ドイツ連邦共和国大使ハンス・カール・フォン・ヴァアテルン氏の5名が登壇し挨拶を述べた。
トーマス市長は挨拶の中で、日EU経済連携協定(EPA)について「長年の停滞を経て、今回は慎重ながらも、EPAの合意について楽観的な見方ができるだろう。新たな勢いが生まれ、日本の企業が数多く進出しているイノベーティヴな拠点にとっては、いくつかのチャンスをもたらす」と話す。
ヘルベルト国際経済局長もノルトライン・ヴァストファーレン州が、東京の“元デュッセルドルフっ子”との結びつきを大切にすることを約束するとともに、「ドイツ人と日本人が友好関係をこの先も守り続けることで、直面するチャレンジに大きな利をもたらす基盤を築くことができる。そして日本とEUが近いうちに貿易協定をまとめることができれば、我々の協力関係にさらなるはずみがつくことだろう」とEPAの重要性に言及する。
その後、千葉県知事の森田健作氏が加わり、乾杯の音頭をドイツ語で取った。