観光庁は9月20日、観光経営人材育成フォーラム「インバウンド4000万人時代を支えるトップレベルの観光経営人材育成を考える」を大手町・日経ホールで行った。
冒頭、観光庁長官の田村明比古氏は「わが国の観光は労働力不足、生産性の低さが課題となっている。また、拡大するインバウンド市場のマーケットに結びついていない面がある。今後、旅行業の形をどのように示していけるかが課題。さらにデータに基づくマーケティングを行えるDMOの進化など、世界的に観光産業は変革期を迎えている。そのため経営人材育成システムの強化が早急に求められる。観光庁では経営の人材育成に着実に取り組んでいくとともに、関係者のみなさまには引き続き協力をお願いしたい」と挨拶した。
その後、星野リゾート代表の星野佳路氏が、同社の人材育成事例やノウハウなどについて、一橋大学大学院商学研究科教授の山内弘隆氏が「一橋大学が目指す観光経営人材育成」について、京都大学経営管理大学院院長の若林靖永氏が「京都大学が目指す観光経営人材育成」をテーマに講演を行った。
※「見本市展示会通信」763号より抜粋(2017年10月1日発行)