CEATEC JAPAN実施協議会は10月3日から6日までの4日間、幕張メッセで「CEATEC JAPAN2017」を開催した。
前回の規模を上回った今回、来場者誘致はもとより、スマホアプリを活用した展開が注目を集めた。
「CEATEC」は国内最大級のCPS/IoTの展示会で、〝つながる社会、共創する未来〞をテーマに昨年のコンセプトを踏襲しつつ、より本格的なCPS/IoTを展開した。
日本の成長戦略や未来を世界に向けて発信するSociety5・0の展示会を目指す同展では、ITの活用にも力を入れており、公式アプリパートナー「ジョルテ」のCEATECモードや最先端の情報配信システム「LinkRay」などを採用した。以下にその詳細を紹介する。
スマホGPS機能によるヒートマップやレポートジョルテは日本国内で1100万以上、世界で3000万以上のダウンロードの実績を持つカレンダーアプリ。
性別・年齢を問わずに幅広く利用されており、本物の手帳の雰囲気、見た目の良さ、使いやすさなどが評価されている。
今回、CEATECの公式アプリパートナーとして、同アプリに「CEATECJAPAN2017モード」を搭載。
仕組みとしてはスマホのGPSが幕張メッセ周辺の来場者を検知、インストールされているジョルテが専用モードに変わるというもので、スマホのBluetoothをオンにすることで、会場中に張り巡らされたビーコンに反応し、ヒートマップや、訪問レポートなどを自動生成してくれた。
実施協議会の鹿野清エグゼクティブプロデューサーは本アプリを「実証実験」と位置付けながらも、その有効活用に期待感を示した。
※「見本市展示会通信」764号より抜粋(2017年10月15日発行)