キヤノンは、2月21日から23日に開催された「スポーツビジネス産業展」に出展。スポーツビジネスに関連するキヤノンの最新映像技術・ソリューションを紹介した。
特に注目を集めたのが、「自由視点映像生成システム」だ。試合のフィールド内を取り囲むように設置した複数の高解像度カメラをネットワークで繋ぎ、同じタイミングで多方向から試合を撮影。撮影後、画像処理技術を用いて撮影映像から高精細な3D空間データを構築する。真上からなど通常は見えない視点や、実際に撮影していない視点からの映像の作成が可能となっている。
ブース内ではこのシステムを導入したサッカーの試合映像を上映。また、タブレット端末を使って操作できるコーナーを設け、試合を自由な視点から見ることができる長所を示した。
今回の出展について担当者は「チームやスタジアムといった業界関係者のためだけでなく、スポーツ観戦者のニーズにも応えられる提案を目指した」と話す。
※「見本市展示会通信」774号より抜粋(2018年3月15日発行)