TECHNO-FRONTIER 2018でAIスピーカやiPhoneX等の内部デバイス展示【展示会レポート】

4月18日、日本能率協会が主催するメカトロニクス・エレクトロニクス分野の要素技術と製品設計を支援する専門展示会「TECHNO-FRONTIER 2018」が幕張メッセで幕を開けた。

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TECHNO-FRONTIERは今回で36回目を迎える「モータ技術展」をはじめ、「電源」「EMC・ノイズ対策」「モーション・エンジニアリング」などで構成。448社・団体が780小間に渡って出展するスケールの大きさと、最新の技術動向が学べる技術シンポジウムが同時開催されるイベントとして、研究開発や設計、生産、製造に関わるエンジニアから支持を得ている。

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4ホールの「自動車カットモデル展示コーナー」では埼玉自動車大学校協力のもと、構成展示会の集合体である自動車に焦点を当て、車両はe-POWERならびにホンダ「レジェンド」「フィット」の、エンジン単体はトヨタ「86」の、フォルクスワーゲン「ゴルフ」、ダイハツ「タント」、マツダ「スカイアクティブディーゼル」「ロータリーエンジン」、日野「デュトロ」のカットモデルを展示している。

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同じく4ホールのIoTコーナーでは活用目的や仕組み、導入成果について、三菱電機やオムロンなど参加各社によるパネル展示・実機紹介・簡易セミナーを通して、どうつながるのか、何ができるのかを解りやすく情報発信。

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6ホール「分解!スゴイ製品その中身」展示コーナーではAIスピーカ「Amazon Echo」、ラジコンロボ「BB-8」、スマートフォン「Galaxy Note8」、スマートフォン「iPhoneX」、ネットショッピング端末「Amazon Dash Button」、電子たばこ「IQOS」、ADAS「Toyota Safety Sense P」を日経エレクトロニクス編集部が分解。最新機器の内部デバイスを展示紹介する。

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今回より「AI/IoT活用技術展」が新設されており、集中展示の自動運転支援技術コーナーはもちろん、機械学習やハードウェア、センシング技術、言語処理、ビッグデータ処理、ソフトウェア、ディープラーニング、AIを利用したアプリケーション・サービスに関する製品やサービスが一堂に集い注目を集めている。

同時開催は「第4回国際ドローン展」、「第3回駅と空港の設備機器展」、「第3回バス車両と運行システム展」、「第1回パーキングシステム・設備展」。国際ドローン展ではオリックス・レンテック、SkyLink Japan、エアロネクスト、日本ドローンコンソーシアムの4社・団体による飛行デモンストレーションを連日実施する。

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また国際会議場では技術シンポジウムも開催されており、磁気応用技術、熱設計・対策技術、モータ技術、EMC設計・対策技術、電源システム技術、センシング技術、バッテリー技術、次世代自動車技術の8シンポジウムのもと60のセッションテーマが論じられる。

TECHNO-FRONTIER 2018は4月20日までの開催となっている。公式ホームページはこちら